自然栽培米での唯一の肥料とは!~自然農法・自然栽培米お届けサイトより~

熊本県七城町 自然栽培米 ~安心安全の米を直送!

   

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矢印 自然栽培米での唯一の肥料とは!

私どもは、農薬や肥料を使用せずに作った
自然栽培米を皆様にお届けしております。

よく、
「肥料を使用しないで作物ができるのですか?」
というご質問を頂くことがあります。

答えは、
「できます」なのですが
収量は減ります。

お米で比較すると、
私のこれまでの集めたデーターでは
平均収量は、下記の通りです。

慣行栽培米:約9俵/反
有機栽培米:約7俵/反 (慣行の80%)
自然栽培米:約5.5俵/反 (慣行の60%)

収穫時の稲

自然栽培米もやり方次第では、
自然栽培にあった品種栽培や栽培方法によって
慣行栽培レベルまで達する可能性はあると思います。

しかし、今のところ慣行栽培米の約60%程です。

私達は、
外から肥料を持ち込んで田んぼに入れることはありません。

自然農法や自然栽培の世界では
外から持ち込む肥料は不自然な物であり
肥毒(ひどく)を生み出し、
これが地下約20-50cm程に硬盤層(肥毒層)を作ると考えています。

肥料が無いといっても
この世は、豊かさに溢れています。
裸地化した土地も150年経てば森林になります。

自然栽培米において
どのような有機物が、稲の栄養分となっているのでしょうか?

【目次】

1.収穫時の稲わらの残渣

2.地下部の稲の残根

3.田んぼに生える春草等

4.土壌微生物の死骸

1.収穫時の稲わらの残渣

熊本県では、一般的には
10月上旬‐下旬にかけて自然栽培米の収穫をします。

自然栽培米において
土に還す有機物で一番目立つものと言えば
収獲時の粉砕されたイナワラですね。

収穫時の粉砕された稲わら

この粉砕された稲わらは土に還す貴重な有機物ですよ。

自然農法の世界においては
世の中の物質は、火・水・土のエネルギーで構成されていると考えています。

つまりは、
1. 火=太陽光のエネルギー(太陽)
2. 水=水のエネルギー(月) 
3. 土=土壌のエネルギー(地球) 

稲わら自体は、
土壌から栄養分と水を吸い、太陽光を浴びて
光合成をすることで植物体を作っているので
この稲わら残渣は
火・水・土のエネルギーが凝縮された物なのです。

このエネルギーをエサに土壌微生物がエネルギーを得て、増えて
土を作っていくのです。

2.地下部の稲の残根

収穫後は、コンバインの後ろから出る稲わらの残渣が
田んぼの表面に広がっている状態です。

地上部は目に見えて分かりやすいですが
地下部にも同様に有機物が供給されています。

それが、稲の残根ですね。

この稲の根っこが多ければ多いほど
土壌中に有機物を供給でき、
土壌微生物を増やし、土作りができるということになります。

自然栽培米と慣行栽培米では、
どちらの方が根っこが多いのでしょうか?

自然栽培米の根の比較

慣行栽培米と自然栽培米の根っこを掘り起こして比較した写真があります。

自然栽培米の方が、
太根も細根も多いことが確認されたようです。

また、自然農法事業団の方が掘り起こしたのですが
土の柔らかさも異なっていたようです。
確かによく見ると、
慣行栽培米と自然栽培米の土壌の質が異なるように見えます。

3.田んぼに生える春草等

毎年10月頃に収穫ですが
冬の間、農家さんによっては、放任状態であったり、天地返しをしたりとしますが
4月頃、温かくなると勢いよく春草が芽生えてきます。

田んぼの春草

草が生えるという事は、
土壌中に同じように根っこが伸び
土壌微生物も増えていくという事を現しています。

ある水田では、
15年ほど前まで冬にレンゲを撒いていましたが
春になってもレンゲが生えてこなくなりました。
ちょうど、上の写真のような状態ですね。

そのため、レンゲもやめて
10年ほど前から完全に自然栽培米作りに移行しました。

自然栽培を始めて
10年経ってから、ちょっと土が疲れてきたかなと感じたその年に
ずっと芽生える事のなかったレンゲが生えてきたそうです。
田んぼの春草レンゲ

土は、自分たちが必要な物を分かって
ちょっと有機物がいつもよりも欲しいなと思ったら
自然の仕組みで有機物を増やすのかもしれません。

土を豊かにするのは、自然の摂理かもしれません。

4.土壌微生物の死骸

これまでの田んぼの土に入ってきた下記の有機物が
水田の微生物層を豊かにしていきます。
1.収穫時の稲わらの残渣
2.地下部の稲の残根
3.田んぼに生える春草等

有機物が入り水田の微生物層が豊かになると
物理性の良い土が出来上がっていきます。

すなわち、自然栽培の世界で良い土と言われる
温かい、柔らかい、水はけ・水持ちの良い土壌です。

温かく、柔らかい土壌を作ろうと思えば
微生物や虫等の生命の営みが必要
となるのです。

土壌微生物
※イメージ図です。
上図の堆肥とは、周囲にある自然の有機物と考えて下さい。

肥料をあげないと成育しないという考え方には
土壌には一定量の養分があって、
それを使い果たしてしまうという考えがあります。

しかし、どうやら
自然は、その生育に必要な養分を供給してくれるようです。

植物が、養分が足りないなと思ったら
根圏の土壌微生物が菌糸を伸ばし、
作物に栄養を与える共生関係を築くシステムもあります。

土壌微生物が豊かになり
その生命を終えると
またその有機体が植物の栄養分となっていきます。

この世は、欠乏するのでなく、
豊かさに満ちていることが前提なのだと感じます。

自然栽培米作りにおいて唯一の肥料とは
植物体、微生物体とその田んぼに宿る命が肥料となっているのです。

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