食べ物の本質と自然栽培農産物の関係

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矢印食べ物の本質と自然栽培農産物の関係

人とのご縁によって
鹿児島県の自然農法北薩(ほくさつ)普及会で
お話しさせて頂く機会がありました。

お話のタイトルは
「食べ物の本質からこれから必要な食べ物が見えてくる」

私は、現在
自然栽培米専門店【Natural Style】として
こだわり自然栽培農家さんとお話をする機会があります。

その中で
経験年数が長く、軸をしっかり持った自然栽培農家さん達は
共通の事を言っている事に気が付きました。

結局、それが、
「食べ物の本質」だなと改めて思い
鹿児島県の自然農法北薩普及会でシェアーさせて頂きました。

鹿児島県自然農法北薩普及会で講演

【目次】

1.自然栽培農産物を広げる意味

2.食べ物の本質とは!?

3.目に見えない根っこの違い 慣行栽培米 vs 自然栽培米

自然栽培農産物を広げる意味

私は、自然栽培で育てられた農産物には
日本を良くする大きな可能性を感じています。

自然栽培農産物に大きな可能性を感じるキーワードは

「命」です。

そもそも私が自然栽培農産物を届けようと思ったきっかけは
青年海外協力隊でミクロネシアのポンペイ島での経験があったためです。

環境保護活動家として、ミクロネシア ポンペイ島に派遣され
一年半の間、伝統的な酋長制の残る村で現地の方と一緒に生活をしていました。

彼らは、自然と共に生きる民族で
豚を食べる時は、豚の脇にナタを刺すことから始まります。
鶏を食べる時は、鶏を絞めるし
魚を食べたい時は、海に取りに行く。

喉が乾いたらココナッツの木に登り
病気になれば、自然の野草を持ってきて配合して薬を作るのです。

日本で肉を食べる時は、すでにパック詰めされた肉を買うけど
ポンペイ島の生活では、殺すところから始まりました。

日本人は、ご飯を食べる時に「いただきます」と言いますよね。

その言葉の本当の意味【命をいただきます】を、
異国の地で再確認できました。

人間は命を豊かにする役割

皆さんご存知の生態系ピラミッドです。

人間は、この生態系ピラミッドの頂点にいるわけです。

頂点にいる人間の振る舞いは、大きく分けて2つでしょう。
・自然界の支配者
・自然界と調和

私達は生きている以上、自然界動植物の命を頂くわけですから
この動植物の命を豊かにするような調整役である必要があると思います。

自然栽培農家は、
栽培において農薬と肥料を使用しません。

農薬は、植物、昆虫、土壌生物・微生物を殺します。
肥料は、農作物自身の成長力を弱くしてしまいます。

【命】の視点から見ると、
自然栽培農産物は命を豊かにしている作物と私は感じているので
このような農産物を世の中に広げようと思っています。

食べ物の本質とは!?

食べ物から私達は【命】を頂いています。

今では、
食べ物から栄養素を摂取しているという考え方が一般かもしれません。

もちろん、栄養素も大事ですよ。
でも、最も大事なのは【命】を頂いているのです。

大事なことは、たいてい目に見えません。

命も目に見えませんね。
やはり【命】は大事なキーポイントなのです。

農作物には、目に見えない命がありますが、
それは、同様に目に見えないエネルギーが込められています。

農作物の本質

農業の教科書には、
各作物には、それぞれ必要なN・P・K (窒素・リン・カリ)が表示されています。

この肥料には、これだけのN・P・Kが含まれているから
この作物の時には、10aに何トン施しましょうという具合です。

この考え方は、物質的であり、西洋的です。

自然農法や自然栽培の世界においては、
農産物は、火(太陽)・水(月)・土(地球)のエネルギーでできていると捉えています。

私は、プラス生産者の想いのエネルギーが含まれると感じています。

誰がどんな想いでその農作物を育てたか、
それが農産物の形になっています。

経験年数が長く、軸をしっかり持った自然栽培農家さん達が
共通して言っている事

それは、

「いろいろこだわったけど、最終的には想いだね」

生産者の想いは目に見えないけれど
私にとっては、すごく大事にしている点なのです。

目に見えない根っこの違い 慣行栽培米 vs 自然栽培米

大事なことは、
たいてい目に見えないと言いました。

私達は、実や幹の太り具合も大事だけど
それ以上に目に見えない地下部の根っこを大事にしています。

根っこをしっかり張っているという事は
自分で栄養素を探しにいく逞しさがあり、
根の周りにたくさんの土壌微生物を呼び込み、
共生することで土壌中で命豊かな状態を創っているのです。

根の違い 慣行栽培米vs自然栽培米

熊本県の自然農法事業団の方が、
慣行栽培米と自然栽培米の根っこを堀って比較しました。

自然栽培米の方が太根も細根も多く観察されたそうです。

また、土壌の触り心地も違ったようです。
確かに写真でも土壌の粒子の感じが異なりますね。

私達は、農作物は単なる物ではなくて
命のあるエネルギーとして捉えています。

目に見えませんが、地下部で根っこをしっかり張るような
自然栽培で育った生命力溢れる農産物を広げていきたいと思っています。

⇒ 自然栽培歴5年以上の自然栽培米はこちら

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