HOME > ■稲を人に例えると|自然の教え■
「実るほど頭の垂れる稲穂かな」という言葉は
誰しも耳にしたことがあると思います。
注釈としては、
「稲が実を熟すほど穂が垂れさがるように、
人も人格者や学問に優れている人ほど謙虚であるということ」
稲と人間の在り方を表現した言葉ですね。
自然栽培米を育てる自然農法家さん達は
お米の稲を人のように見ています。
・0~1ヵ月 (0~10歳)
種籾を撒いたあと、すぐの苗箱は
あかちゃんを扱うように優しく持つようにと言います。
優しく手渡しをして苗箱を設置していきます。
種籾から発芽し、4週間ほどすると
苗床で大きくなった苗達は、外の世界に出ていきます。
人間でいうと10歳くらいでしょうか。
・1~2ヵ月 (10~20歳)
苗床に居る時は
光の状態、苗床の水の状態など
自然農法家さんは多くの目を配っているのです。
そして、
苗床を卒業して、田んぼに田植えをされました。
6月末から7月末までくらいの間は、
ジャンボタニシの食害などがありますので、
田植え後の一か月は、水管理から補植、雑草対策など
まだ多くの手がかかりますね。
7月末まで手を掛ければ
8月以降は少し手を離れてきます。
この時期は、人間でいう20歳くらいでしょうか。
・2~3ヶ月 (20~30歳)
8月からどんどんと育ち、
8月末頃から穂がでできます。
ピンと上を向いた穂が見ることができます。
この時期は人間でいうと30歳くらいでしょうか。
冒頭で
「実るほど頭の垂れる稲穂かな」という言葉をお伝えしましたが
この時期は、全く頭を垂れていません。
むしろピンと上に上に向かっているのが分かると思います。
この時期は、
太陽光のエネルギーを頂き、土壌から養分を頂き
水からも養分を頂き、土壌微生物の働きも受けて体を作りながら
穂の栄養分を送っていきます。
周りの助けを受けて、成長していく
向上する時期と言ってもいいかもしれません。
人間も30歳くらいの時は、向上心の塊で良いのだろうと思います。
・3~4ヵ月 (30~40歳)
稲も9月末頃になってくると
葉は緑だけれども徐々に稲穂が垂れてきます。
葉はピンと上を向いていますが
徐々に稲穂が垂れてくるのですね。
人間でいうと40歳くらいでしょうか。
向上心はあるけれども、
これまで培ってきた経験に重みが出てきて
人に対して謙虚になってくる時期かもしれません。
・4~5ヵ月 (40~60歳))
そして、10月の収穫時期に入ってくると
勢いのあった緑の色の葉も黄緑となり
落着きを感じることができると思います。
稲穂に充分栄養分が満ち
頭を垂れていますね。
人間でいうと50歳-60歳くらいでしょうか。
この時期になると
既にたくさんの経験を積み、その人に重みがある時期だろうと思います。
周りから栄養分をもらう時期ではなく
これまで培ってきた事を分かち合える存在となっていると思います。
(稲が培ってきた米粒を人に与えることができるように)
稲の育ちを見てみると
生育時期が長くなればなるほど、重みが増してくるんですね。
人間も同じですね。
人間も経験を積めば積むほど重みを増してくるのでしょう。
そして、若い頃は、いろいろ頂いていた存在だったのに
歳をとれば、自然に与えれる存在になっているのだろうと思います。
10月頃には全ての稲を収穫してしまうので
11月以降(70歳以降)は観察していませんが、
葉は枯れても稲穂は残るのかなと思います。
自然にパラッと落ちても
次の年には、前年の遺伝を引き継いだ新しい芽が出てくるのだろうと思います。
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