味噌の世界と地球の関係|自然の教え

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私どもは、
自然栽培品を材料にしたお味噌をお届けしています。

材料は全て熊本県の自然農法家の冨田親由さんがつくった
・自然栽培米
・自然栽培黒大豆 or 緑大豆
・自然栽培押麦

安心安全な材料を揃えてお味噌を仕込んでいます。

お味噌の賞味期限は出荷後約6ヵ月としているのですが
冨田自然栽培緑大豆味噌と黒大豆味噌を
5年前の2011年からずっと冷蔵庫で保管しています。

たまに確認して食べてみるのですが
色は褐色になり、味に深みが出て、ご飯につけて食べても美味しい。

味噌には
麹菌と酵母菌、乳酸菌等の人間にとって良い成分を作る菌が占有していて
腐ることなく、発酵状態をずっと保ち続けているのですね。

しかし、
市場に出回っている味噌は、
酵母の発酵によりパッケージの膨張や破裂を防ぐために
出荷前に加熱処理をして、酵母菌を殺菌します。

これまでは、人間にとって有用な菌が優先していましたが
出荷前に有用な菌を殺菌していますので
そのあとは、雑菌が入る可能性があります。

そうなると雑菌の中で占有する菌により腐る可能性が出てきます。

味噌を一つの地球環境とすると
微生物たちが私達人間という事になります。

有用な微生物が占有していると
外から雑菌が入ってきても腐ることなく、
発酵を維持し、有益な成分を作り続けます。

一定の割合で良い菌も悪い菌も存在するのですが
どのような菌が占有しているかというのが大事です。

私達人間は、
どのような人間がこの地球を占有しているのだろうか？

この地球は、
有益なものを作りだす発酵をしているのか
不要な不快なものを作りだす腐敗をしているのか？

今の地球が、どちらに向かっているのかはまだ分かりません。
現在は2016年ですが、ここ数年、いろいろな膿がでるように
国内、近隣国との問題が勃発し、闇にあった不正問題も表に現れることも多く
パナマ文書も出てきましたね。

その後、2016年4月14日に熊本で地震があり
私達の地域は震度5強程度ですみましたが
余震が大きく、そして長く、
奥さんは地震酔いをし、夜も安心して眠れないという状態でした。

私は、4/16の深夜1時20分過ぎの地震で飛び上がって起きて
ずっと考えていました。なんでかな～？
何のため、何の意味があり、この地震なんだ？と
でも答えは、分かりません。

そのような中、
多くの方から励ましの言葉と優しい心遣いの連絡を頂き
世の中には、たくさん善意を持たれた方が溢れていると実感しました。

そして結局、自分も出来る事をするしかないなと。

その場に留まるのでなく、自分ができることをして動く。

仕事もして、
自分が良いと感じるエネルギーを
世の中に循環させる。

小さい事かもしれないけど、それをやり続けるしかないと。

今回の地震において
多くの善意のある方が身近におられるのを実感しました。

この世の中は
善意のある人により発酵に向かっているかもしれない。

そして、自分も自分が良いと感じることを
世の中にして、少しでも有益なものを作りだす発酵に役立ちたいと思う。

占有する人間によって世界はガラッと変わる。

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