人生の優先順位|自然栽培の教え

　　　

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人生の優先順位|自然栽培の教え

元ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカさんが来日され
数々の特集をされていましたね。

その中で、日本人とウルグアイ人に行ったアンケートがあります。
「今、欲しいものは？」

その結果
日本 (回答者156人)
1位：時間　17.3%
2位：お金　16.7%
3位：特にない　14.1%
4位：健康(若さ)　8.3%
5位：車　5.1%

ウルグアイ (回答者117人)
1位：治安の良さ　16.2%
2位：健康　13.7%
3位：時間　10.3%
4位：お金　7.7%
5位：子供・孫の幸せ　5.1%
5位：家　5.1%

日本は、世界第3位の経済大国なのに
忙しく働き、時間は欲しいと言い、お金も欲しいと言っているわけです。

3位に特にないとありますので
時間とお金の優先順位がいかに高いかが分かります。

西洋様式に競争社会を作り
今日の発展まで来たわけですが、これは幸せの形なのでしょうか？

競争社会での思考停止

私も競争の激しい企業で働いた経験がありますが
まず、心の平安の維持が難しいわけです。

競争ですから相手企業がいます。
そこに勝つために自分の心を殺してもするべきことが出てきます。
そうしないと自分の会社が潰れてしまうと思っていました。

その会社の給料だけでは、なかなか生活が難しいので
奥さんにも金銭的に手伝ってもらう必要もでてきます。

お金に人生をコントロールされて
旅行など自分の時間もなかなか取れません。

仕事は、毎日溜まっていくので
また仕事に取組んで自分の存在価値を確認していく毎日でした。

このスパイラルは、終わりがあるのだろうか？

疲れ果てた脳で
思考することも面倒くさい。

そして、
仕事が溜まって、出勤する時間がくる。

人生の優先順位

経済的に発展したその先に
人間的な幸せがあるのだろうか？

自然農法を普及した岡田茂吉氏が仰っていました。

まず先に物質を豊かにする。
その次に精神を豊かにしていくと。

もともと江戸時代は、精神的に豊かであったと言われています。
別に物質的に欠乏していたわけではないかと思いますが
時代の流れで西洋文明が入ってきて
物質的に豊かになる流れが生まれました。

その代り、日本は、本来持っていた
精神的な豊かさと強さを失ったかもしれません。

でも、今後は、
この精神性を豊かにする時代がきているのだと思います。

競争社会が悪だとは言いません。
競争は、人間に成長と楽しさをくれる機会でもあります。

心を失う競争は、悲劇を生むかもしれませんが
心を楽しませる競争は、人生を豊かにするかもしれません。

全ては、心の在り方。

自分の人生の優先順位は何だろう？
と考えてみるのもいいかもしれません。

私は、
自然界を見た時に
自然界の優先順位は
1．変化・進化すること
2．多様性、バランスを保つこと
だと見ています。
つまり、これは、豊かになることに等しい。
生命も物質も豊かになることです。

その豊かさは
自分だけがというギスギスしたものではなく
自分の周りも豊かになり
優しくもあり、柔らかでもあり、和やかでもあり
力強くもある奥深い豊かさがあるかと思います。

自分の人生の優先順位をイメージした時に
自分と自分の周りが豊かに感じるような
幸せ感があると良いですね。

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