HOME > ■山野 幸司の自然栽培米の田植え開始■
熊本県荒尾市で
農薬も肥料も使用せずに自然栽培米を作っている
山野 幸司さんは、今年で自然栽培歴9年目となりました。
毎年新しいことを入れて
自分の自然栽培米を進化させている山野さんですが
今年は、苗の段階で工夫をしたそうです。
5/10頃から
塩水選した自家採種したヒノヒカリ種籾を撒き
苗が3㎝位に育ったところで
上からローラーをかけ
軽くストレスをかけたそうです。
甘やかしでなく、
ある程度のストレスが子供を育む。そのような感じですね。
山野さんは、
顔を合わすとすぐに
「今年は立派な苗ができました。」と仰っていました。
あえて、苗の茎の部分の写真を撮っていますが
結構しっかりしているのです。
苗をサーと触った時に
しっかり感を感じる苗です。
このあたりの水田には、
ジャンボタニシが生息しています。
ジャンボタニシは、雑草も食べてくれるので良い面もあるのですが
田植え後1ヵ月は、定植した苗も食べますので
この1ヵ月間が勝負でもあります。
伸びすぎた徒長苗は、柔らかすぎて、ジャンボタニシなどに食べられやすくなります。
一方
しっかりした苗は、食べられにくくなります。
そのためのローラーを使った
しっかりとした苗作りなのですね。
苗が20㎝位になった
6/20に山野さんは田植えを開始しました。
(この熊本県荒尾では6/13頃から田植えを開始していました)
山野さんの苗は、
キレイな黄緑色で
田植え後もしっかりとしていますね。
定植間隔は、田植え機の機能上20㎝×30㎝幅となっています。
山野さんの栽培面積は7反ほどですが
そのほとんどの田んぼが隔離された所に位置しています。
山野自然栽培米ヒノヒカリの特徴かもしれませんね。
遠目で写真を撮ってみました。
山野さんの田んぼの周りは、林で囲まれています。
隔離されたような場所で
のどかな雰囲気が漂っている場所です。
これからこの苗達が、
どのように育っていくのか楽しみです。
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