HOME > ■冨田自然栽培米の熊本大学生との楽しさ溢れる苗床作業■
5月中旬頃より熊本県でも
お米の播種と苗床準備が始まりました!
昔より米所で有名な熊本県菊池市七城町で
農薬も肥料も使用せずに自然栽培米を育てる冨田さんの所でも
苗床準備が始まりました。
冨田さんの苗床準備は、少し特殊です。
冨田さんの苗床準備には、13年前から毎年
熊本大学のサークル「アモエニタス」の皆さんが手伝いに来てくれます。
今年は、熊本大学生20人、
大人が10人ほどで苗床作業をしました。
熊本大学生にとっては、
日頃経験することのない農業を経験でき
(しかも自然栽培の水田で)
冨田さんにとっても、
大変な苗箱設置作業を手伝ってもらえますので助かっています。
毎年、冨田さんのご家族のホスピタリティーに感心するのですが
お互いに良い関係を築いているので続いているのですね。
※作業開始前、輪になって自己紹介。
冨田さんは「今晩、お酒を飲む人?」と聞いています。
【目次】
冨田 親由さんは、無農薬でのお米作りは40年以上になります。
無肥料の自然栽培米作りになってから今年で11年目になります。
冨田さんは、自然農法や自然栽培の世界においては
歴史の長い方で重鎮の一人ですね。
自然栽培米の播種に使用する山土も
殺菌処理をしていなく、肥料分も加えていない山土にして
育苗の段階から農薬や肥料を使用していません。
※私ども自然栽培米専門店【Natural Style】がお届けしているお米は全て
冨田さんのように育苗段階から農薬や肥料を使用していません。
上写真の山土をフルイにかけて
冨田自然栽培米の育苗土として使用しています。
今年は、栽培面積が増えるので
例年の約1.5倍の苗箱1700枚分を作りました。
冨田さんは、
主には、九州で最も栽培されているヒノヒカリを栽培しています。
その他、雑穀米用の黒米、赤米、緑米
酒米等も栽培しています。
今年は、新しい試みとして
明治時代に栽培されていた「旭」と「亀の尾」を掛け合せたお米も栽培します。
苗床準備は
米農家さんそれぞれの方法があります。
育苗箱を設置する際に水を張る人や水を張らない人
苗床を平らにする人、設置するベッドを作る人。
米農家さんのこれまでの経験から最適と思う方法でされているのです。
冨田さんは、
苗床に水をはり、苗箱を設置するベッドを作る方法です。
苗箱を設置するためのベッドを
板を使って平らにしていきます。
少人数ですると大変な作業なのですが
熊本大学生の若い力もあり、作業は順調に進みました。
通常少人数で苗箱設置作業をすると
この苗箱運びが最も大変な作業になると思います。
でも、冨田さんの所では、
総勢30人ほどがいますので、リレー方式で苗箱を運んで設置していきます。
水を張った田んぼの中を歩いて苗箱を設置するのは
結構大変な作業なのです。
でも、このリレー方式ならかなり楽ですね。
大人数いるから出来る事です。
手伝ってくれる熊大生や大人の方には感謝ですね。
冨田 親由さんの
長男の冨田 和孝さんが指示を出して作業を進めています。
和孝さんが苗箱を運ぶ時によく言うのは
「苗箱は、赤ちゃんを抱くかのごとく優しく持つ」です。
熊本大学生の皆さんは
楽しく作業を進めながらも
大事に苗箱を運び、設置しているのが印象的でした。
この楽しい雰囲気で作業が出来る事は
すごく重要な事だと感じています。
私達自然栽培に関わる人間は、
目に見えない事こそ大事にしているので
楽しい雰囲気が苗に伝わると感じています。
それが、
美味しい冨田自然栽培米を作るスパイスになるのではと感じています。
リレー方式での苗箱設置が終わり
最後に
被覆材(ラブシート)を被せてあげて苗箱設置作業が完了です。
被覆材(ラブシート)は
発芽して間もない、弱い苗を
直射日光から守ったり、鳥が啄むことから守ったり
適度な湿度を保ったりと保護してあげるシートです。
今回、1組だけご家族で参加されている方がいました。
お子さんは、男の子二人なのですが、
田んぼにいるクモやカエルを追い掛け回し、水路の水で遊び
全身泥だらけで元気に溢れています。
お父さん、お母さんは
自然の土や水に触れる事を大事に思われている方で
素敵な考え方の持ち主でした。
昔、米農家さんが
苗床に子どもが入ると苗の成長が良くなると聞いたことがあります。
苗が大きくなって、
田んぼに人が入って、その足跡を聞くと稲の成長が良くなるとも聞いたことがあります。
本当かどうかは、分かりませんが、
それだけ人の手が入るという事だし
苗にとっても子供の無邪氣な氣を好むかもしれませんね。
最後の被覆材(ラブシート)を張る作業を
泥だらけになってお子さんが手伝っていました。
このお子さんのように
五感をフルに活用して自然の土や水、生物に触れると、
感性の豊かな人間に育つと思います。
私達、大人になっても
年に数回は、自然に触れることで五感を楽しむのも良いでしょうね。
今年は、例年より1.5倍の合計1700枚の苗箱がありましたが
17:30頃に全て完了して、最後皆で拍手して終わりました。
今年も食べた方が生命力に溢れ、元氣になれるような
自然の力で育った生命力の溢れる自然栽培米をお届けできればと思います。
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