夏場にお米に発生する虫と保存方法

自然栽培米の保管

こんにちは、自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田敦之です。

自然栽培では栽培期間中は農薬不使用で育てるのはもちろんですが、収穫後に冷蔵庫に入れた後も燻蒸処理などの薬剤処理は一切しません。

農家さんは収穫後、一年を通してお米を冷蔵庫で保管し、ご注文があると出荷のために冷蔵庫からお米を出します。

気温が低い間は、虫の発生は見られないのですが、特に気温が20℃を超えてくる5月頃から、虫の発生リスクが高まります

今回は、自然栽培米にどのような虫が発生する可能性があるのか、また、それを防ぐための保存方法についてお伝えいたします。

夏場にお米に発生する虫とは?

15℃を超えてくると、お米につく虫の活動が始まります。

特に気温が20℃から30℃になると活動が活発になるため、5月以降は要注意です。

お米につく虫として「コクゾウムシ」と「ノシメマダラメイガの幼虫」がよく見られます。

コクゾウムシ

コクゾウムシ

コクゾウムシは、人類が穀物の貯蔵を始めた頃から存在しているといわれる、古代から存在する虫です。

日本では、弥生時代には既に存在した可能性が高いとされており、穀物の保存文化と共に繁殖してきた虫です。

コクゾウムシは、冷蔵庫の外部で米袋の中に入り込むと考えられます。

収穫後、お米は15℃以下の冷蔵庫で保管されるため、冷蔵庫内で増えることはありません。

しかし、出荷前にお米を冷蔵庫から出した際に米袋の中に入り込み、米粒の中に卵を産み付ける可能性があります。

そのため、お米の到着後の保管環境もとても大切となります。

ノシメマダラメイガの幼虫

ノシメマダラメイガ

ノシメマダラメイガの幼虫は、コクゾウムシほどではありませんが、食品を荒らす蛾の幼虫として広く知られています。

江戸時代の農書にも、乾物や米に湧き、糸を引く虫として記載があります。

ノシメマダラメイガは主に米袋の外から侵入し、穀物の表面に食害を与えます。

そのため、食害を受けた穀物には、米ぬかが削られた痕が見られたり、糸を引いていることが多くあります。

お米の保存方法

お米の保存方法について

まず、お米に「コクゾウムシ」や「ノシメマダラメイガの幼虫」を見つけた場合は、初期の段階ですぐに対応することが大切です。

太陽光に晒してコクゾウムシの数を減らすなどの対処をし、何より大切なのは15℃以下の環境で保管することです。

5月-10月の間は、冷蔵庫での保存が最も効果的です。

スペースの問題があるとは思いますが、お米をタッパーに入れたり、ジップロックの袋に入れて隙間に収納する方もいます。もしくは、保冷機能のある米櫃を活用される方もいます。

もし「コクゾウムシ」や「ノシメマダラメイガの幼虫」を見つけた後に放置してしまうと、室温が高い場合は大繁殖することがありますのでご注意下さい。

米農家さんのお米の保存条件は、温度13℃前後・湿度70%前後です。

この条件を目安に保管されると、一年を通して安心してお米を保存できます。

5月以降から新米が出る10月頃までは気温が高くなりますので、ぜひお米の保存には気を付けて下さいませ。

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