お米に糸がひく??お米の保存方法|ノシメマダラメイガの幼虫
こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田です。
お米は保存状態により、虫が発生します。
特に温かくなる5月下旬以降は注意が必要となります。
お米に発生する代表的な虫といえば、一つは「コクゾウムシ」。像みたいな鼻という事で有名ですね。
そしてもう一つ代表的な虫が「ノシメマダラメイガ」の幼虫ですね。
ノシメマダラメイガは、お米のヌカや胚芽の部分に卵を産み、生まれた幼虫はヌカを食べて成長します。乳白色のイモムシ状の虫です。
一般には精米したお米がスーパーに並んでいるので見かけることはないと思います。
玄米保存で温度が高くなってきたときに発生する虫です。
稲の生育中にも卵を産み付けるといわれており、発生を防ぐことが非常に難しいと言われています。
成虫は蛾になるのですが、食害するのは、この幼虫の時期のみです。
白い糸を出して蛹になるので、この白い糸が米どおしの粒をくっつけてしまいます。
本来なら、梅雨時期の高温多湿時に発生する虫なのですが、近年にありがちな暖房をつけて湿気を高くした部屋では冬でも発生することがあるようです。
ノシメマダラメイガの幼虫が発生したら
ノシメマダラメイガの幼虫が発生したら掃除しかありません。
糸状のものに気付いた時には、発生している可能性があるので一旦お米を何かに移し変えると良いでしょう。
米櫃を使用されていると底の隙間に入り込んでいることがあるので、米櫃を洗い、天日で干しておくことをすすめます。
お米は、よく洗うと虫は浮いてきますので、取り除いて食べることができます。
お米の保存方法
25度を超えてくると虫の発生可能性が高くなります。
お米の保存に関して覚えておくとよいキーワードは
①低温 (13度前後)
②低湿 (70%前後)
③密封
お米農家では、上記の環境下でお米を保管しております。
冬の間でも、暖かい部屋に保管するよりは、上の条件になるべくあてはまるところに置いておくとよいでしょう。
どうしても部屋の温度が高くなる場合は、上の写真のようにお米をペットボトルや容器に入れて、冷蔵庫に保存しましょう(野菜室は、湿度が高めに設定されているものもあるので冷蔵庫で良いです)。
お米を美味しく食べるためにもお米の保存方法を参考にされて下さい。
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