苗床作業で大事にしている2つのポイント|冨田和孝の自然栽培米

冨田和孝さん

こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田敦之です。

日中は汗ばむ陽気になった九州では、苗床作業が始まりました。いよいよ今年もお米作りのスタートです。

お米の食味ランキング特Aに10年以上輝いた熊本県七城町で、20年以上もの間、自然栽培米作りに勤しんでいる冨田さんの田んぼでも、5月中旬に苗床作業が行われました。

苗床作業は、お米作りにおいて最も重要な作業ともいわれています。冨田さんがその苗床作業において大事にしているポイントを伺いました。

苗床作業は一年で最も緊張する作業

冨田さんの苗床作業

苗床作業は一般的に、お米の種籾を播いた育苗箱を苗床に並べて、苗を育てることことをいいます。

苗は人間でいうと赤ちゃんのようなものです。
赤ちゃんが生まれた時に母親の保護のもと大切に育てられるように、苗は農家さんの保護のもと苗床で大切に育てられます。

冨田家では、長男の冨田和孝さんが苗床作業の指揮を取って進めています。

和孝さんは「苗床作業は一年で一番大事な作業。毎年この作業は緊張するし、集中する」と仰っていました。

お米作りには、「苗半作」という言葉があります。これは、苗の良し悪しによってその年の収量が決まるということです。

稲作は1年に1回しか行うことができないので、苗の出来が悪いとお米の収穫が激減します。苗床作業には、やり直しがきかないリスクがあるのです。

まさにこの一回に集中し、苗が順調に育つよう仕上げていく必要があるわけです。

冨田さんが苗床作業で大事にしているポイント

苗箱を並べる

安心安全の食を追求して40年余りの冨田家は、苗箱に入れる土は肥料の入っていない土を使ったり、自家採種した種籾を使ったりと、苗床作業の段階においても無農薬・無肥料を徹底しています。

これらの他に気を付けているポイントについて、和孝さんに伺いました。

種が混ざらないように気を付ける

現在、冨田さんの田んぼでは、6種類のお米(ヒノヒカリ・菊池の輝き・雄町・緑米・黒米・赤米)が作られています。

よって苗床作業では、この6種類の種が混ざらないよう苗床にきちんと区切りをつけて、しっかり管理する必要があります。種が混ざってしまうと、品種とは違う味になり、信用を損なうことにつながるからです。

この種籾が混ざらないようにするというのは、私たちが思っている以上に気を張ることのようです。

播種・苗床作業の時は平穏を保つ

もう一つのポイントは、播種や苗床作業の時は喧嘩をしないように心がけていることです。これは非常に変わった視点ですね。

しかしこのポイントは、実は多くの自然栽培農家さんが気を付けていることです。

喧嘩をすると、負の波動が種に移ってしまう可能性があり、すくすくと育ってくれないと考えているのです。

これは人間にもいえることですね。子どもが親の喧嘩を見たり聞いたりしたくないように、苗たちも喧嘩している様子を目のあたりにしたくないはずです。

そのため自然栽培農家さんの多くは、播種・苗床作業の時は喧嘩をしないことを意識しているのです。

まとめ

冨田和孝さんと井田

今回は、冨田和孝さんに苗床作業で大事にしている点に関して伺いましたが、家族で喧嘩しないようにしているとはおもしろい視点でした。

冨田家では、苗箱を運ぶ時には「赤ちゃんを抱えるように運んでね」と伝えています。まさに育苗箱の種籾たちは、これから芽生えようとする赤ちゃんなのです。

多くの自然栽培米農家さんは、稲を物ではなく、人間と同じ生き物と捉えているのですね。
そのため、どんな言葉をかけて、どんな思いで接するかを重要視しているのです。

自然栽培米の稲たちには、スクスクと元氣に育ってほしいと願うばかりです。今後の成長を見守っていきたいと思います!

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