「お米」と「農家さんの心」の関係-自然栽培米専門店-
こんにちは、自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田敦之です。
私は、これまで多くの自然栽培米農家さんにインタビューをしてきましたが、自然栽培歴の長い人ほど、「自分の心の状態」を大事にしているように感じていました。
お米作りなのに「自分の心の状態」を大事にする?
一般には「自分の心の状態」なんて何の関係もないと思う人がほとんどでしょう。普通に種を撒けば、芽が出て、苗となり稲となるので。
今回は、私が、特に心の状態を大事にして栽培していると感じる自然栽培米農家の小池裕生さんに「お米の生育と農家さんの心の状態に何か関係があるのか?」を伺いました。
自然栽培米農家・小池裕生さんとは
熊本県菊池市で自然栽培米を作る小池裕生さんは、40年ほど前に親が自然栽培米作りを開始し、その手伝いをしたのが始まりでした。
20年ほど前に全面積を引き継ぎ、熊本県での自然栽培米作りの先駆者として活躍されてきました。
小池さんのお米は根強い人気があり、お客様からも「小池さんのお米を食べると、なんだか癒される」という感想を頂く良いお米を作られる方です。
私から見ても、小池さんは自然栽培米農家の中でも特に「心の状態」を意識されている方です。
視点を変えて観る
お米作りをしていると、さまざまな病害虫の問題に直面します。
例えば、ウンカの被害やジャンボタニシによる食害などによって収量が減ることは多々あります。
ウンカの被害に関しては、小池さんは、ウンカも生き物であり、食べ物が必要だと考えています。そのため、敵意を持つのではなく「食べてもいいけど、ほどほどにね」と語りかけているようです。
ジャンボタニシの食害についても、上の写真のように田植え後の苗を食べることがありますが、7月末以降は田んぼの除草をしてくれる存在なので、ありがたく思っていると言います。
ジャンボタニシの食害後に残った苗を見た時に、人によっては「これだけしか残らなかった」と嘆くかもしれません。しかし、小池さんは「残った苗」に視点を当てて「残ってくれてありがとう」と、今あるものに感謝するように心掛けていると言います。
「心の状態」を大事にしている理由
小池さんは「量子力学的には自分も稲もジャンボタニシも土も水も、全て同じものでできている」と言います。
(※量子力学:原子以下のミクロの世界の学問)
同じものでできていますが、振動数の違いによってそれぞれ形が違うだけです。
そもそも、私たちは振動している存在なので、自分の普段の心の状態が振動となり、周囲のものに影響を与えると考えています。
そのため、「自分の心の状態が稲に影響を与える」と考えているのですね。
「自分とお米は一体である」という考え方から、小池さんは普段の心の状態を大事にしていると言います。
お米と心の在り方の関係
まとめ:「お米」と「心の状態」の関係
「お米」が「心の状態」に影響するかどうかは、目に見えない範囲の話のため、あまり意識して栽培している農家さんはいないかもしれません。
しかし、お米を自分の子供と考えると、少し見方が変化してきます。
いつも心の状態を意識して子供と接している親と、そうでない親とでは、子供の成育に与える影響は異なるでしょう。
自然栽培米農家は、お米を単なる「物」でなく「生き物」として捉えています。
自分の田んぼで育ったお米が世の中に旅立つとき、健全な状態で育ったお米を届けたいと思っているのです。
お米を「物」ではなく「生き物」として見ていること。それが、根本的にあるからこそ自分の「心の状態」を大事にしているのですね。
私たち「ナチュラルスタイル」は自然栽培の現状や考え方を広く知ってほしいと思っています。
今回の記事が参考になりましたら、ご自由にこの記事をシェアー下さい。
【参照元】「お米」と「農家さんの心」の関係-自然栽培米専門店-
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