人生に活かせる「自然が教えてくれた事」とは！？｜自然栽培経験40年以上の小池祐生

こんにちは！自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田敦之です。

歴史的な米所である熊本県菊池市で、自然栽培米を作る小池祐生さんに「自然が教えてくれた事」を伺いました。

自然栽培米農家とは、無農薬かつ無肥料でお米を作る農家さんですが、単に無農薬・無肥料で作っているだけではありません。

私が出会ってきた本物の自然栽培米農家さんは心の在り方が違います。

その一端を今回の自然栽培米農家：小池祐生さんのお話から感じて頂ければと思っています。

自然栽培に取り組む方は、農業従事者の中でもほんのごく一部です。農薬や肥料を使用しない栽培は一般的に非常識なのです。

その自然栽培米農家さんが一体何を考え、農業に取り組んでいるのかを共有できればと思います。最後に小池さんの動画もございますのでご覧いただければと思います。

熟練の自然栽培農家小池祐生とは？

歴史的な米所で有名な熊本県菊池市七城町で親の代から40年にもわたり自然栽培に携わっているのが小池祐生さんです。

菊池市は、全国的にも環境保全型農業が盛んな地域で、小池さんの田んぼも圃場視察などされ、この地域でも自然栽培米作りの先駆者の一人です。

小池さんは、自然栽培を自分の生き方に落とし込んでいる農家さんです。稲にも毎日声をかけ、愛情をたっぷり注ぎ育てる方です。

私(井田)が初めて小池さんとお会いした時、我が子に接するように稲に接しているのを見て「この方は本物の自然栽培米農家だ」と感心したことを覚えています。

今回はそんな小池さんに、自然が教えてくれた事をお話し頂きました。

一番学んだことは「全てがあり感謝」

小池さんは自然栽培の技術論などを学び、当初は「自然栽培はこうあるべき！」という考えが強く、人と議論を重ねることもあったようです。

人が農産物を育てる技術論を重視していましたが、自然栽培を長年続ける中で考えが変わってきたようです。

自然栽培米が育つ大きな要素は、お天道様や流れてくる水、大地の力、空気、そして種が本来持つ生命力がほとんどで人間が施す技術は微々たるものではないかと感じるようになったと言います。

もちろん、要所に人が手を加える技術も大事ですが、それ以上に「自然界は全てが整っており、感謝の念しかない」と仰っていました。

一般には、農薬や肥料を使用することで”私が”農産物を育てるという考えです。

しかし、自然栽培は農薬や肥料を使用しないので、”自然が”農産物を育ててくれているという全く異なる視点なんですね。

「全てがあり感謝」と気付いてからの心境の変化

小池さんは、自然界には「全てがあり感謝」に気付いてから自分の人生において思い通りにいかない出来事も受け入れるようになったと言います。

また、多くの方は「〇〇しなければならない」に縛られているのですが、小池さんは「〇〇しなければならない」という義務的な思考を、自分の人生から除いていると言います。

「〇〇しなければならない」から解放されると、結局何とかなるので頑張らなくても良い事に気付いたようです。

これまで「頑張らないといけない」という思いで農業をしていましたが、この頑張りを手放すと豊作になったようです。

農業も人生も”自分が”コントロールすると頑張りがちですが、小池さんは自然は全てを用意しているので委ねるという生き方を選択しているのですね。

最後に小池さんに「自然から学んだ事」をお話し頂きましたので動画もご覧ください。

小池さんが自然から学んだ事

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