無農薬の梨探し|熊本県荒尾市の豊水・新高

荒尾梨熊本県荒尾市は、梨栽培歴100年以上の歴史を誇る荒尾梨で有名な梨産地です。

私は7-8年前から、無農薬で荒尾梨(豊水・新高ジャンボ梨)を作っている農家さんを探してきました。

しかしどこに行っても「梨栽培で無農薬は無理ですよ」と言われるだけです。

一般的に梨栽培では、年に約20回ほど農薬を使用します(農薬の濃度により異なりますが)。梨の収穫が終わり、次の栽培が始まるまでの間も、虫除けのための殺虫剤などをまくと言われています。

安心安全な梨作りを目指している梨農家さんはもういないのか…と諦めかけた時、知り合いの自然栽培農家さんが、荒尾市で最も安心安全な梨作りをしている高塚成生(たかつか・なりお)さんを紹介してくれました。

1. 安心安全な梨作りを目指した高塚成生さんの想い

荒尾梨の高塚成生

荒尾梨で有名な熊本県荒尾市で梨作りをする高塚さんは、梨栽培歴35年の梨農家です。

高塚さんが、安心安全な梨作りを目指したきっかけは、子ども達の安全のためでした。

高塚さんのお子さんは、幼い頃よりアレルギー体質で小児喘息を患っていたこともあり、子どもの体の事を考えると、農薬を最大限抑えて梨栽培をする必要があったのです。

動画:成生梨|安心安全な梨(豊水、新高ジャンボ梨)作りにこだわる理由

高塚さんが栽培している梨は荒尾市で栽培しているため、一般的には荒尾梨と呼ばれます。しかし高塚さんは独自の栽培方法で作っていることから、高塚さんの名前をとって成生梨(せいじょうなし)と呼んでいます。

荒尾梨(成生梨)はこちら

2.無農薬での梨作りの奮闘

高塚さんと荒尾梨

高塚さんは当初より、子どもたちの健康を考え、無農薬での梨栽培に挑戦をしてきました。

しかし、梨栽培において無農薬栽培は、非常に困難を極めました。

私は、高塚さんの梨栽培を一年を通して見ましたが、無農薬での梨作りに挑戦する方がいないのがよく分かります。

梨の樹には、多くの虫や病気が発生します。

梨栽培において農薬を使用しないと次の状態になります。

1) 収量が半分以下になる
2) 傷物が多く、見た目が悪い梨となる
3) 虫や病気の蔓延で木が枯れる

農薬を使用しないために虫や病気を手作業で抑える必要があり、労力が増えます。

さらに傷物が多くなるので見た目が悪くなってしまい、商品価値が下がります。

安心安全な梨作りに取り組むには大きな壁があるのです。

それでも高塚さんは、最大限農薬を使用しない方法を模索していきました。

成生梨では、除草剤を全く使用しません

梨園の草刈り

高塚さんの梨園では、除草剤を全く使用しません。

そのため、成生梨園では梨の木の下には草が生い茂り、高塚さんは草刈機で草を刈っていきます。

自分の梨園には、多くの生物が棲みついてほしいと考えている高塚さんは、除草剤を使用しないと決めているのです。

一つ一つの梨の実を守るため袋がけをしています。

袋掛け

5月中旬頃に梨の実が付き始めると、一つ一つ梨の実を見て袋がけをしてきます。

梨の実に虫や病気が付いてしまうと梨の価値が下がり、美味しい成生梨をお届けできなくなります。

そのため実をつけ出した5月中旬頃から一つ一つ袋がけをして、梨の実を守ってあげるのです。

これも、最大限農薬を使用しないようにするための大切な作業です。

多くの梨の木を枯らした結果・・・見えてきたもの

梨の樹が枯れる

無農薬での梨栽培を長年挑戦してきた結果、高塚さんはこれまで多くの梨の実を捨て、
多くの梨の木を枯らしてきました。

梨の木を新しく植え替えても、4~5年は実を付けないので梨農家にとっては大きなダメージなのです。

高塚さんの梨園には、今も所々に枯れた梨の木が見られます。

高塚さんは、樹が枯れないためだけに、樹のギリギリの状態を見極めながら天然由来の農薬を使用することもありますが、広範囲に農薬がかからないよう手作業で局所的に使用しています。

高塚さんは、多くの梨の樹を枯らしてきましたが、その経験から、農薬を最大限使用しないギリギリの線を見極めれるようになりました。

3.生物の命豊かな高塚さんの梨園

荒尾の成生梨園

高塚さんの梨園の特徴は、生物の命が豊かであることにあります。

高塚さんの荒尾梨は、その独自の栽培方法から成生梨(せいじょうなし)と呼んでいます。

その独自性の一つが、農薬をほとんど使用しないだけでなく、“肥料を使用しない”ということにあります。

一般的な栽培では、梨の甘味を増やし、サイズを大きくするために肥料を使用します。しかし、高塚さんは、その肥料を一切使用しません。

高塚さんが、徹底していることは【土作り】なのです。

梨の樹自身が自ら根を張ることで強くなり、梨の樹自身が創り出す梨本来の美味しさを追求しているのです。

クヌギの葉により豊かな土壌微生物が棲んでます

クヌギの葉を撒く

高塚さんは梨園の土作りの為に、冬場にクヌギの森に入り、クヌギの葉を集めて梨園に敷き詰めます。

15年ほど前、無農薬での梨栽培に行き詰まっている時に途方に暮れて落葉樹林のクヌギの森を歩いていました。

その時にフッと立ち止まり、辺りを見渡して思ったそうです。

「なぜ、梨と同じ落葉樹のクヌギは、肥料も農薬もないのにこんなに元氣に育っているのか?」

そしてその違いは、【土】にあることに気付きました。

それ以降、高塚さんは肥料は一切使用せずに、自分の梨園の土壌をクヌギ林と同じ土壌にすることに注力してきました。

菌がはびこった葉

4月頃に成生梨園の土壌を見てみると、クヌギの葉に菌糸が入り込んでいました。クヌギの葉が分解すると同時に、多くの菌が棲みつく土壌微生物が豊かな土壌が創られているのです。

たくさんのクモたちが成生梨を守る

クモの子

高塚さんの梨園では最大限農薬を使用しない栽培方法のため、多くの生物が棲みつきます。

5月頃には、多くのクモが棲みつき出し、豊かな生態系を築いていきます。

このクモの子どもは成長して大きくなり、9月まで梨たちを守ってくれるのです。

アブラムシが発生してもテントウムシたちが食べてくれます

アブラムシとテントウムシ

梨栽培においてもアブラムシの被害は、大きな影響があります。

アブラムシが大発生すると梨の葉から汁を吸い、葉が萎れてきます。

梨の成長の勢いが弱まり抵抗力も落ちて、病気にかかりやすくなります。

最大限農薬を使用しない高塚さんの梨園では、アブラムシが発生するとテントウムシが発生します。

よく見ると、テントウムシの成虫だけでなくテントウムシの幼虫も一緒にアブラムシを食べています。(白い幼虫は、コクロヒメテントウムシの幼虫)

農薬を使用しない事により成生梨園では、豊かな生態系が築かれているのです。

夏には、子ども達が喜ぶクワガタも集まってきます

梨の樹のヒラクワガタ※5月に成生梨の樹をゆっくり歩いていたヒラクワガタ

5月になると梨の袋がけをしますが、袋をかけ忘れた箇所を見てみるとクワガタが食べに来ているのを観察できます。

高塚さんの梨園では、子どもたちも喜んでクワガタを探しに来ています。

小鳥が安心して巣を作りに来る成生梨園

小鳥の巣

高塚さんの梨園には、毎年のように鳥が巣をつくりに来ます

高塚さんの梨園は農薬を最大限使用していないので安心して卵を産み、ここで雛を育てるのです。

鳥は本能的に、この梨園ならば安全だと感じ取っているのだと思います。

冬になり梨の葉が落ちると、鳥の巣が作られていたことがよく分かります。

これからも、鳥などいろんな生物の棲家になるような梨園を維持していきたいと思っています。

生命が豊かな梨園で育った梨こそが本来の梨の美味しさを引き出すことができると考えています。

荒尾梨(成生梨)はこちら

4.品質だけじゃない。糖度13以上の梨を厳選してお届け!

荒尾梨カット私達がお届けする梨は、最大限農薬と肥料を使用せず、子ども達も安心して食べれるような梨をお届けしたいと思っております!

高塚さんには、もう一つこだわりがあります。

それは、品質にこだわりつつも「心から美味しいと言って頂ける梨を届けたい」という想いです。

動画:熊本県荒尾市の高塚 成生の成生梨(せいじょうなし)の特徴

そのため高塚さんの梨園では、出荷前に光センサーの糖度計を導入し、出荷前に糖度13度以上の梨を厳選してお届けしております。

成生梨(せいじょうなし)は、甘さを作るような肥料を使用せずに育てていますので、後口の良い爽やかな甘さを特徴としています。召し上がったお客様からは「甘さの質が違う」と好評を得ています。

梱包は、シンプルに無地の段ボール箱となります。

発送期間は、下記の通りです。
豊水:9/1 – 9/15
新高(ジャンボ梨): 10/5 – 10/25

梨には、最大限のこだわりを詰め込んでおりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

成生梨と高塚成生

荒尾梨(成生梨)はこちら

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