自然栽培米【旭×亀の尾】|熊本で生まれた伝統を引き継ぐお米

自然栽培米 旭×亀の尾自然栽培米 旭×亀の尾とは自然農法事業団と自然農法生産者グループが協力しあい、7年間の育成期間を経て熊本県で【旭×亀の尾】が生まれました。

【旭×亀の尾】のキーワードは「原点回帰」

日本の稲作文化は、3500年以上と言われていますが、私達日本人が元来食べてきたお米はあっさりしていました。

明治時代に最も栽培されていた西の【旭】、東の【亀の尾】は、日本のお米の在来種と言われあっさりとした食味を特徴とするお米でした。

【旭×亀の尾】の特徴は、昔ながらの自然栽培でないと作れないお米です。

あっさりとした味わいを楽しみたい方に昔のお米の特徴を引き継ぐ【旭×亀の尾】をお試し頂ければと思います。

「旭×亀の尾」の特徴と味わい

緒方さんが現在、皆様に体感して頂きたいと挑戦してる「旭×亀の尾」の特徴に関してお伺いしました。

自然栽培米【旭×亀の尾】をお届けする想い

旭亀の尾の稲かり

原点回帰して作った【旭×亀の尾】

熊本県で自然農法生産者と農業環境健康研究所、中井弘和農学博士(静岡大学名誉教授)指導のもと「旭×亀の尾」の育種試験を続けてきました。

1956年(昭和31年)にコシヒカリが誕生して以来、甘味・粘りを重視して品種改良されたお米が広がってきました。

しかし約3500年以上の稲作文化を持つ日本において、日本人はあっさりしたお米を食べてきました。

江戸時代の人々は、お米を1日に4-5合食べたと言われますが、あっさり系のお米でないとこれほどは食べれません。

世の中に多種多様なお米の種類や食材が溢れる中、本来日本人が食べてきたお米を見直し、原点回帰して作ったお米が【旭×亀の尾】です。

自然栽培米 旭×亀の尾

私は、日本人の私達が本来食べると良い食べ物は200年前にも日本にあった食べ物だと考えています。

日本人が健康的に生活するには、昔の日本人が食べていたようなあっさり系で硬質のお米に重要な秘訣があると考えています。

熊本県の自然農法生産者と農業環境健康研究所が連携して、日本の在来種である【旭】と【亀の尾】をベースとして7年間かけて育成してきました。

原点回帰を目指した【旭×亀の尾】は、1980年代頃から求められてきた甘味や粘りのあるお米とは異なります。

あっさりとしていますが、食べた時に体にスッと入り食べやすさを感じて頂けると思います。

食べた人が元氣に健康になる、本来のパワーフードとしてのお米を目指して育てた自然栽培米【旭×亀の尾】をお届けしたいと思います。

自然栽培米【旭×亀の尾】の特徴

旭亀の尾の系譜

日本の在来種米のから生まれたお米

今回お届けする自然栽培米 【旭×亀の尾】は、日本で唯一のお米で、熊本県で育てられたお米です。

明治時代には西の【旭】、東の【亀の尾】と言われ、現在流通しているお米の源になっている在来種のお米です。

【旭】とは

1909年(明治42年)に「日の出」から選抜された品種で、1911年(明治44年)に旭(=京都旭)と命名されました。

旭米の系譜

明治から昭和初期に西日本で広く栽培され、お米が大粒、食味も良好で市場評価が高かったのですが、病気に弱い・倒伏しやすい・籾が脱粒しやすいという特徴がありました。

その後戦後の食糧不足期では、多肥増収が目指されたことにより稲作においても多量の肥料が使用されるようになりました。これにより、肥料で倒伏しやすくなる旭を栽培する米農家が減ってしまったのです。

【亀の尾】とは

1893年明治時代に、山形県の篤農家:阿部亀治(あべ・かめじ)によって育成された品種。阿部亀治の1字を取り「亀ノ尾」と命名されました。

明治から昭和初期に東日本で栽培され、粘り・香り・旨みのバランスが良く日本水稲優良品種の一つでもありましたが、長稈(稲の背が高い)のため肥料を使用すると倒伏しやすく、また脱粒もしやすいという特徴がありました。

亀の尾も、その後の肥料を使用する農業において倒伏しやすくなり、栽培する農家が減ってしまいました。

自然栽培米【旭×亀の尾】とは

旭亀の尾の種

旭と亀の尾は、肥料の使用により倒伏しやすい特徴があるため、肥料を多量に使用する現代の農業には不向きな品種です。

7年以上の自然栽培での育種期間を経て分かったことがあります。

それは、【旭×亀の尾】は自然栽培でないと作れないお米ということです。

熊本県での旭×亀の尾の育種を開始した時、初めの4年間は稲が倒伏して収穫できる状況ではありませんでした。

しかし、肥料を使用しない自然栽培で育て続ける事により、徐々に田んぼから肥料の成分が抜けてきて、5年目にとうとう倒伏しない稲が育ちました。

この【旭×亀の尾】を育てるには、明治時代の米農家さん達が行っていたような無農薬・無肥料の栽培方法に近づける必要があります。

【自然栽培米 【旭×亀の尾】の特徴】

1.日本の在来種【旭】と【亀の尾】から生まれた自然栽培米

明治時代の1911年誕生の【旭】と1893年誕生の【亀の尾】から生まれた日本のお米の原点回帰を目指して作られたお米。あっさりとした味わいが特徴です。

2.農薬・肥料を一切不使用。自家採種にこだわった独自のお米

このお米は、肥料を使用すると倒伏してしまうため、栽培しにくいお米です。私達は、栽培において農薬や肥料を一切使用しません。

また、種籾自身が純粋で生命力に溢れる必要性があると考えています。自然栽培米水田で自家採種を続けている独自の遺伝を持った自然栽培米です。

苗の生命力の違い

旭亀の尾とヒノヒカリの比較

初期成育力の強い「旭×亀の尾」

私達は、お米を食べた方が元氣になり生命力に溢れて頂きたいと思っています。

そのためには、お米自身が生命力に溢れている必要があると考えています。

九州では、5月中旬頃に種籾の播種をします。

播種後約20日後の「ヒノヒカリ」と「旭×亀の尾」の苗比較をしました。

※ヒノヒカリ:自然栽培水田で自家採種歴9年目
※旭×亀の尾:自然栽培水田で自家採種歴7年目

九州で最も栽培されている主要品種はヒノヒカリです。

自然栽培米ヒノヒカリも自家採種をすると強くなってくるのですが、【旭×亀の尾】の初期成長が強いです。

旭亀の尾とヒノヒカリの比較

旭×亀の尾とヒノヒカリ苗比較

「ヒノヒカリ」も「旭×亀の尾」もどちらも播種後約20日。

「ヒノヒカリ」の苗の高さは8㎝以下ですが「旭×亀の尾」は約10㎝と成長の違いが見られました。

40日ほど経つとヒノヒカリの成長も追いつき、両者とも20㎝苗になるのですが「旭×亀の尾」初期成長の強さを観察できます。

昔のお米の特徴を引き継ぐ稲姿

旭亀の尾の苗

扇形に広がる開帳型の稲

【旭×亀の尾】の稲の生育過程と立ち姿は、現代の流通しているお米とは異なっています。

※扇形に広がる開帳型の稲。現代ではあまり見れない広がり方です。

【旭×亀の尾】は、初期の発芽力・初期成長は良いのですが、成育中盤では、少し緩やかになってきます。じっくりと根を伸ばし成長しているのを感じます。

旭亀の尾の苗

稲の緑色の質が異なります。

成育中盤は、無肥料なのに根をしっかり伸ばしているためか、濃い緑色をしています。力強さを感じる稲ですね。

旭亀の尾の稲

出穂後の旭×亀の尾の生育です。すっと真っすぐ立っていますね。

昔、日本に存在したお米は長稈(ちょうかん)といい、背の高い稲でした。

肥料を使用するようになってから長稈の稲は倒れるようになったため、現代のお米は短稈(たんかん)に品種改良されていきました。

【旭×亀の尾】の特徴は、なんといっても収穫時期が、10月末になる晩生(おくて)種なのです。

九州で最も栽培されているヒノヒカリと同じ6月中旬に田植えをしても、収穫時期が2週間遅くなります。

つまり、土と太陽の光に接する時間が2週間分長いので、私達はよりエネルギーの高いお米をお届けできるものと感じております。

玄米の発芽力の違い

旭亀の尾玄米

発芽力が強い玄米を届ける

お米を玄米で食べる方、精米して食べる方といらっしゃいます。

それぞれの体調やライフスタイルがありますので、私達はどちらも良いと考えています。

私達が専念することは、より純粋・安心安全でお米自体に生命力が備わる育て方をすることです。

【旭×亀の尾】玄米の発芽力を見るために7日間水に浸け、一般のヒノヒカリと比較をしてみました。

旭亀の尾とヒノヒカリの玄米比較

一般のヒノヒカリも画像が小さいため見にくいかもしれませんが、ほとんど発芽しております。【旭×亀の尾】は、発芽の勢いがあるように感じます。

私達がお届けする【旭×亀の尾】は、一般の品種改良された甘味や粘りのあるお米ではなく粒感がしっかりあり、昔ながらに硬質で噛んで食べるお米となっております。

味は淡泊であっさりとしているので胃に軽く、体に馴染む優しいお米を体感して頂けると思います。

実際に食べてみると、あっさりしていて体にスッと入ってくるのが分かると思います。

昔の日本人が一日に4~5合とたくさんのお米を食べることができた理由も分かります。

自然栽培米 【旭×亀の尾】はこのような方にお薦めです。

・元来日本人が食べてきた昔のお米の特徴を引き継ぐお米を食べたい方

・あっさりとさらっとした体に馴染むようなお米を食べたい方

・硬質で粒感のあるしっかりとしたお米を食べたい方

・農薬・肥料を使用せず自家採種もしている安心安全のお米を食べたい方

・生産者の顔が見えるお米を食べたい方

【旭×亀の尾を食べられた方のご感想】

旭亀の尾の感想

昔の日本人が食べていたお米は今より美味しかったのかもしれませんね。84歳のお父様にも大好評で良かったです^^。

旭亀の尾の感想

一粒一粒の米粒を感じて頂きありがとうございます。日常に食べるお米は、あっさりとしてあきないが本来のお米だと思っています。

旭亀の尾の感想

お子様も食べてくれて嬉しいです^^体が良いと感じるお米を届けていきたいと思います。

旭亀の尾の感想

昔の人は一日に5合食べていたと言いますが、それは、旭×亀の尾と同様にあっさりしたお米だったためです。米粒の強さも感じて頂き嬉しいです^^

自然栽培米 【旭×亀の尾】は、昔の日本人が食べていたお米を目指して作ってきました。

あっさりとして食べやすく、体に馴染むお米ができたと思っています。あっさりとしたお米をご要望の方におすすめのお米です。

この【旭×亀の尾】は実は、非常に栽培が難しい品種のため栽培する米農家さんがほとんどいません。

現在、この自然栽培米【旭×亀の尾】作りに挑戦されているのは、下記の70歳を超える緒方弘文さんのみとなります。

緒方自然栽培米「旭×亀の尾」
私(井田)は、緒方さんに尋ねました。

井田「なぜ「旭×亀の尾」は栽培が難しいのに挑戦しようと思ったのですか?」

緒方「私は、生命力の溢れるお米を届けたいと考えています。原種に近いお米はエネルギーが高いんですよ。」

70歳を超える緒方さんは、「本来のお米」を目指して「旭×亀の尾」の栽培に挑戦されています。

あっさりした食味を特徴とする現代の人に味わって頂きたいお米です。

自然栽培米「旭×亀の尾」玄米
日本の在来種である「旭」と「亀の尾」から生まれた「旭×亀の尾」

昔の日本人は、このようなお米を食べていたんだなぁ~と感じて食べて頂ければ幸いです。

最後に緒方弘文さんに
自然栽培米を通してお届けしたい想いを伺いました。

緒方自然栽培米を食べて頂く方へ

自然栽培米農家緒方弘文

自然栽培と向き合い35年になります。
私のお米を食べて育った子供たちが「正しい思い、正しい食事は体だけでなく精神をも健康にする」と証明してくれました。
お米を通して縁ある方々を守りたい、そのような思いで日々を過ごしています。

自然栽培米 【旭×亀の尾】のご購入

緒方自然栽培米【旭×亀の尾】

緒方自然栽培米

熊本県甲佐町で自然栽培歴20年以上の経験を持つ緒方弘文さんの自然栽培米「旭×亀の尾」です。「旭×亀の尾」は、明治時代に生まれた日本の在来種といわれる旭と亀の尾を熊本県で掛け合わせて、米食文化の原点回帰を願ったお米です。
「旭×亀の尾」は、昔のお米の特徴を引き継いでおり、あっさりと硬質な食感を特徴としております。
「食べた方が幸せに健康になってほしい」という緒方さんの想いと共に自然栽培米「旭×亀の尾」を緒方さんよりお届けいたします。

玄米
5キロ 5,950円
10キロ 11,850円
15キロ 17,750円

売切れ

※サービスとして真空パックでお届けいたしますが、発送後の環境により真空が効かない場合がございます。ご了承下さいませ。
※精米(白米)の場合、重量が1割程目減りいたします。
※緒方さんが一つ一つ梱包しますので、農作業と重なる場合もあり、発送までに14日前後頂いておりますのでお早めにご注文下さいませ。
※梱包の関係上、一回のご注文は15kgまでとさせて頂きたく、よろしくお願い致します。
※米袋のデザインは、年により変わることがございます。
※自家採種されたお米にこだわっておりますが、農産物検査法上、未検査米と表示されます。自家採種は重要と考えておりますので、ご了承お願い致します。

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