柳が教える根っことしなやかな生き方|自然の教え
こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田敦之です。
自然栽培に携わり、自然界の植物を観察すると
植物と人間には似ている共通点が多々あります。
私は、人間と木の類似性を見た時、木の根っこは、人間の考え方・精神力・抵抗力にあたると考えています。
木の根っこはといえば
・目に見えない
・栄養不足等のストレス下で伸びる
・根の張り具合 = 生命力の強さ
この特徴は、まさしく人間でいうと、考え方・精神力にあたると感じています。
もともと人間も、植物のような自然界の生き物も細分化していくと素粒子から構成されています。それが自然界の法則・仕組みの中でそれぞれの遺伝情報に従って形作られています。
元の素材は同じであり、自然界の仕組みの中で生きているので、相似性があることは、当然といえば当然なのかもしれません。
人間にも根の張りが大事な理由
さて、この根の張りを意識するとどうなるのか?
自分が一本の木だとしたら、どれほどの大きさの木でどれだけの根を張っているのでしょうか。
風速20mの強い風を受けたとしても立っていられるのだろうか?
風速30mの大型の台風の風を受けたとしても、がっちりと根を張って飛ばされずに居続けられるだろうか?
一方、人間界を見てみると、この台風に似たような現象を経験していませんか?
朝、Aさんにあったら、なんか不機嫌な空気が流れてイライラしている・・・・
風速10mみたいな。
会社でB部長に、なぜかみんなの前で怒鳴られた。プライドが木端微塵になった。
風速20mみたいな。
周りの人は、その人にとって何かしらの理由があって、機嫌が悪いのです。これは自然現象です。
他人の機嫌は、嵐や台風と同じ風を巻き起こす自然現象です。
他人が巻き起こす台風に飛ばされて、翻弄されるのか?その度に怒りを覚えるのか?
雨や台風と一緒でこの自然現象にどう対処するのかが大事です。
柳のように根を張りしなやかになる
周りの人に台風を起こす人がいるとしても、飛ばされないように「自分の根っこをしっかりと張ること」が自然の教えです。
川のそばに柳に木が植えらえているのを見たことがあると思います。
柳はすごいですね。強風であってもしなやかにかわしています。
先人たちは、川や池の周りに柳を水害防止対策として植栽していました。柳は強靭でよく根を張る事を知っていたそうです。
根っこには、真下に根を伸ばす「直根」と横に伸ばす「側根」があります。
柳はこの「直根」も深い木です。地上部での枝葉は、あんなにしなやかなのに目に見えない根っこの部分ではしっかり張り巡らし、しかも深くまで根を伸ばしているのですね。
機嫌の悪い人を目の前にした時に振り回されないようにどのようにするのか?
その対処は、「理解する」か「学ぶ」かのどちらかです。その積み重ねが深みを生んでいくでしょう。
相手には相手の事情があり、機嫌が悪いので大変な事があったんだなぁと理解はできると思います。
また、相手の行いに対して
自分の行いを見直す点(学び)があるかもしれません。
もしなければ、反面教師として学ぶこともできます。
とはいえ、我慢すると体も心もしなやかでなく硬くなるので、怒りたい時は怒るのもOKです。
しなやかな柳の在り方は、人間関係において、すごく大きなヒントをくれています。
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