自然栽培米収穫時の稲の特徴とは!?
こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田です。
無農薬・無肥料の自然栽培米の収穫は地域によって異なりますが、10月中旬頃となります。
毎年、自然栽培米の収穫時に田んぼに入ると、共通して2つの事を感じます。
1.稲の緑色がキレイに抜けて濁りが無く美しい。
2.田んぼに入った時に心地よく癒される。
特に、2の田んぼに入った時に心地よく感じるのは不思議な感覚です。
私は、稲たち自身が心地よく育っている証拠ではないかと思っています。
自然栽培米の収穫時の稲の色は?
自然栽培米の稲は、本当にキレイな色をしています。
稲の葉に濁った緑色がないですよね。
一般の田んぼには肥料を施しますが、肥料は稲の緑色を濃くします。
緑が抜けた黄緑色の稲の立ち姿は、本当に美しいですよ。
毎年、収穫時に感じるのですがこの田んぼに足を踏み入れた瞬間に癒されます。何とも心地の良い空気が流れているのです。
自然栽培米農家の奥さんに
「この田んぼにいると不思議と癒されますね」というと、「そうでしょ。このような環境でお米を作れるって感謝ね」と仰います。
このような考え方があるから、田んぼで癒されるような空間を創れるのだなとひしひしと感じます。
自然栽培米の稲は倒れにくい
右側:自然栽培米
自然栽培米の特徴として、稲が倒れにくいことがあげれます。
無肥料で育つことで地下部の根がしっかり張る傾向があります。
肥料を施すと、根を伸ばさずとも栄養分を吸収できるので、根を伸ばす必要がなく、地上部が太っていくのですね。
10月間近に台風など強い風が吹くとその違いが見えることがございます。
自然栽培米は、収量としては多くありませんが、じっくりしっかり育つ傾向があります。
自然栽培米の稲はウンカに強い!?
2020年はウンカの被害が大きい年でした。
私は、何十ヶ所も田んぼを回りましたが、
自然栽培米の稲はウンカの被害を受けにくい傾向にあります。
逆に肥料を多く施している田んぼは、大きな被害を受けているようです。
ウンカとしても
窒素分の多い稲と窒素分の少ない稲を目の前にした時に
個体の繁殖のためには窒素分の多い農作物の方が都合が良いのでしょう。
まとめ
今回は、自然栽培米の収穫時の稲の特徴をお伝えいたしました。
自然栽培米農家さんは、自然環境を守りながら農業をしたいという想いや、安心安全の本物の食べ物をお届けしたいなど様々な想いの中で自然栽培の道を歩まれています。
最後に熊本県菊池市七城町の小池祐生さんの収穫時の動画をご覧下さい。
動画でも稲の色など特徴が見えるかと思います。
また、自然栽培米農家さんの人柄も伝わるかと思います。
2016年10月撮影
わずか26秒の動画ですが、小池さんのお米に対する想いが伝わってくるかと思います。
私は、「お米は生産者さんの想いが形になったもの」だと思っているので、どのような想いでお米を作っているのかを大事にしたいと思っています。
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