食べやすい玄米!稲本1号とは|無農薬・自然栽培米専門店

更新日:2023年10月3日 公開日:2021年6月6日

自然栽培米食べ比べ調査

こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田です。

日本では昔より玄米が食されており、その栄養価の高さから「完全栄養食」とも言われてきました。

健康的な体を手に入れるために玄米食に変えてみようと思われている方もおられるでしょう。

現在、日本において品種登録されているお米は全部で約1000種類あり、そのうち主食として食べられている品種は約300種ほどあります。(参考:公共社団法人米穀安定供給確保支援機構 お米の品種数はどれくらいあるのですか?)

品種が多いため、どの玄米を選べば良いか分からないという方も多くおられます。

そのような中、今回は、「食べやすい玄米」と噂のある玄米をご案内をしたします。

そのお米は、「稲本1号」。どうやらその玄米は、糠層が薄く、玄米食をされている方には好評だと言います。

そこで、今回は、品種の異なる玄米で食べ比べの食味会をしてみました。

【稲本1号 vs ヒノヒカリ】

どちらの玄米も無農薬・無肥料の自然栽培米です。
さらに自家採種もしているので、その土地にあった独自の自然栽培米に生まれ変わっており、この点にも着目して調査を実施しました。

果たして食味会の参加者はどのような違いを感じられたのでしょうか?

稲本1号とヒノヒカリそれぞれの特徴

今回、玄米食べ比べ調査に使用した自然栽培米は、稲本1号とヒノヒカリ玄米です。

どちらも、無農薬・無肥料・自家採種の自然栽培米玄米です。

稲本1号玄米

稲本薫と稲

食べやすい玄米と噂のある稲本1号は、熊本県八代市で35年以上にわたり自然栽培米を作られている農家、稲本薫(いなもと・かおる)さんが作っている自然栽培米です。

稲本さんは長年、あきたこまちを自家採種して、自然栽培で作ってきました。
稲本1号が生まれたは、2016年の熊本地震の時です。
熊本地震により八代市では塩害が発生。あきたこまちの稲は全滅状態となったのですが、奇跡的に生き残った株を発見しました。

試しに翌年、その株を植えてみたところ、それまでとは違う特性を持った逞しい稲に成長しました。これが「稲本1号」です。

稲本さんは、稲本1号の食味と特徴を「ぬかの層が薄く、食べやすい」と言います。販売前、周囲の人に試食してもらったときも「食べやすい玄米だ」という感想を頂いたそうで、通常の玄米よりも胃に負担がきにくく食べやすいとのこと。

あきたこまちと稲本1号の特徴

ヒノヒカリ玄米

ヒノヒカリ玄米

ヒノヒカリは、コシヒカリから生まれたお米です。モチモチした粘りと甘みがあり、九州での生産量は第1位、全国では第3位と非常に多くの人に食べられています。

今回、稲本1号と食べ比べる自然栽培米ヒノヒカリは、実は、稲本さんと同じく、自然栽培歴の長い米農家さんが作った自信のヒノヒカリです。

稲本1号もヒノヒカリもどちらも自然栽培米と同一栽培方法にしました。
玄米は味の違いが分かりにくいかなと思いつつ、品種の違いだけで玄米食べ比べをしてみました。

稲本1号とヒノヒカリの玄米を食べ比べ!

自然栽培米食べ比べ調査

調査を厳正に行うためには、率直な意見や感想が必要です。さらに自然栽培米玄米の炊飯も同じ条件下で行う必要があり、今回は以下の方法で食べ比べしました。

食べ比べの方法

調査にご協力いただいたのは、20代~50代の成人男女12名。「玄米はそもそも苦手」、「毎日昼食に玄米を食べている」、「実家が飲食店で玄米を扱っている」など、玄米との関わり方もそれぞれ異なっていました。

自然栽培米食べ比べ調査

玄米の炊飯には、特殊な2重構造でできた土鍋を使用。同じ条件下で炊くため、炊く量、水、吸水時間など全て同じです。

食べ比べる際は、先入観を取り払うため品種の名前はあえて伏せ、A・Bに分けて行いました。そして、ツヤ・香り・粘りなどを5段階で評価するアンケートを用意。数値化することで、違いをより明確にします。

炊飯前に発芽を確認!

自然栽培米発芽の比較

玄米はぬか層に包まれているので、白米に比べて吸水時間が長くなります。稲本1号(左)、ヒノヒカリ(右)共に前夜から水に浸し、12時間ほど吸水させました。

土鍋で炊く前に粒を確認すると、どちらも発芽していました。米粒の右上がプクッと膨れて小さな芽が出ていますね。

発芽させた玄米は柔らかくなるので消化吸収が良くなるほか、栄養価も高くなると言われています。

稲本1号とヒノヒカリそれぞれの食味の感想

自然栽培米炊き立て

蒸らしも終わり、土鍋の蓋を開けてみると…

美味しく炊けた目印である「かに穴」もできていました!炊き立ての稲本1号とヒノヒカリ、実食した感想はいかがなものでしょうか。

稲本1号

自然栽培米食べ比べ調査

稲本1号に寄せられた感想は

・ほど良い硬さがあり美味しかった
・あっさりしていいる
・糠が少ないように感じた
・色が薄い
・ツヤも硬さもちょうどよい

注目すべきは、あっさり・糠が少ない・色が薄いという感想です。これは稲本さんが仰るように「ぬかの層が薄いから」という特徴を反映しているでしょう。

ヒノヒカリ

自然栽培米食べ比べ調査

対してヒノヒカリに寄せられた感想としては

・粘りを感じた
・香りと硬さがちょうど良い
・こちらの方が少しもっちり

粘り・甘み・香り共に定評を受けているヒノヒカリならではの特徴を掴んだ感想ですね。

5段階評価をもとに比較した結果を発表!

食べ比べ調査結果

アンケートの5段階評価を元に2つの自然栽培米を比較してみると、以下の結果が得られました。

相違点から得られるそれぞれの特徴

自然栽培米食べ比べ調査

大きな違いは、粘り・硬さ(粒感)・ツヤでした。

粘り・ツヤはヒノヒカリの方が強く、硬さは稲本1号の方に強く感じられたようです。

これらの結果から、稲本1号は「あっさりしていて硬質」であり、ヒノヒカリは「粘りがある」であることが分かりました。

共通点

評価にあまり差がなく、共通していた点もあります。それは、甘みと全体評価(美味しさ)です。全体評価に関しては、どちらとも限りなく5に近い数字が出ました。

これは、あっさりしていて硬い稲本1号でも、粘りのあるヒノヒカリでも、どちらも特徴は違うけれど美味しいという評価でした。

まとめ

自然栽培米食べ比べ調査

今回の食べ比べでは玄米を使用したので、「その違いは明確に感じ取れないのではないか…」と思っていました。

しかし上に挙げた結果の通り、皆さんそれぞれ違いを感じとってくれました。

今回の検証で稲本1号があっさりした食味で食べやすい玄米であると言えることが分かりました。

また、安定の人気を誇っているヒノヒカリの美味しさも対照的に際立ち、再確認できた調査となりました。

無農薬・無肥料の安心安全に加え、美味しさもお墨付きの自然栽培米の玄米。たくさんの人に味わっていただきたいですね。

稲本自然栽培米はこちらから!

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